迷宮の行き止まりには宝箱がある

雑記です。創作小説はpixivに置いています。

「100分de萩尾望都」の再放送があります

 去る1月2日、番組開始1時間前くらいにブログでお知らせした「100分de萩尾望都」を、あのあと録画で視聴しました。とても良い番組でした。少女漫画の神様とも呼ばれる萩尾望都さんの漫画作品を取り上げた、100分の特番です。

 見どころはたくさんありますが、私が一番「すてきだ!」と思ったのは、ゲストの人たち(そうそうたる顔ぶれ)が、本当に楽しそうに幸せそうに、ここぞとばかりに大好きな作品について語っている、その和やかで知的興奮に満ちた会話の雰囲気でした。見ているこちらも、楽しくて嬉しくて幸せな気持ちになりました。

 見損ねてガッカリしていた人に、良いお知らせがあります。

 再放送があるそうです!

 1月16日(土)15:00 ~ 16:40 Eテレ

 ぜひご覧ください。参加ゲストや取り上げられる作品は、公式ページを見ると書いてあります。今回の記事でも、ご参考としてリンクを貼っておきますね。 

www.nhk.or.jp

 

 女性ゲストの方が、少女時代に萩尾望都さんの漫画を読んで、少年たちの自由さに憧れたと言っていました。男性ゲストの方が、20代で萩尾望都さんの漫画を読んで、それまでの人生は損してたと思った、と言っていました。こういうエピソードは、この番組に興味があって見ている人たちなら、「うん。うん。わかる、わかる」と共感する人が多いのではないでしょうか。

 また、ある作品についてはゲストさんたちの見方が似通っていて、互いに補完して掘り下げるような発言になったり。一方で、別の作品についてはゲストさんたちの解釈が一人ずつ違っていて、新しい見方に気づく展開になったり。そこに、作者の萩尾望都さんのインタビュー動画が挟み込まれて、「このシーンを描いたときは、こういうことを思いながら描いてました」という話を聞くことができたりするんです。みっしりと密度の濃い構成です。

 

 夢枕獏さんの小説や、ヤマザキマリさんの漫画が好きな人なら、ゲストのお二人の語りを、作品ルーツの一部という角度からも興味深く聞くことができると思います。

 宝塚の「ポーの一族」でエドガーを演じた明日海りおさんのインタビュー動画もありました。宝塚公演自体の動画もちょっぴり入っていて、あの公演を見に行けなかった人たちも、こういう雰囲気だったのかと知ることができます。エドガーがアランを連れて行くシーン、見てみることができますよ?

 

 ……と、だいぶ取り散らかした感想ではありますが、ともかく、しみじみと良い番組だったのです。「その特番、見たかったのに見られなかったのよ」という方には、もう本当に、ぜひ再放送をご覧いただきたいです。

 あ、それとですね、100分を一気に見ようとすると、忙しい人にはハードルが高くなっちゃって、「実は、録画したけどまだ見てない」方も絶対いらっしゃると思うのですけど、通常バージョンの「100分de名著」のつもりで、つまり25分ずつ4回に分けて見るつもりで再生すると、少しハードル下がりますよ。(私もそのつもりで再生したのですが、結局、一気に全部見ちゃいました。)

 

 もう一回、再放送の日時を書いておきましょうか。

 「100分de名著」の特別版、「100分de萩尾望都」の再放送は、

 2021年1月16日(土)15:00 ~ 16:40 Eテレです。

 ちょうど今日から1週間後です。録画派の方は、予約にGO!