迷宮の行き止まりには宝箱がある

雑記です。創作小説はpixivに置いています。

分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を知っていますか

OriHime(オリヒメ)は、本人の目となり耳となり手足となるロボットです

先日、テレビでも取り上げられていたらしい、愛すべきロボット「OriHime(オリヒメ)」。カメラやスピーカーが搭載され、うなずく動作や手を上げる動作ができ、わずかな動きで操作できるため、自宅や病院のベッドから出られない人でも、OriHimeを通して外の様子を見たり、人とコミュニケーションしたりすることができます。

と、言われても、ピンと来ないでしょうか。もう少し具体的に言うと、つまり、
病気で家から出られない子どもも、学校にOriHimeがいれば、授業に参加したり友達と話したりできる、ということ。
ベッドから動くことができない人が、誰かにOriHimeを託すことで、外に出て見聞きして、会話をして、仕事もできる、ということ。
まさに、「分身ロボット」です。

ひと月ほど前のニュース番組の中では、自宅のベッドにいる難病の女の子が、家族の運ぶOriHimeを通して、ケーキ屋さんでケーキを選ぶところが写っていたとのこと。心温まるニュースです。そして、誰にとっても、決して他人事ではありません。
今は自分でケーキを買いに行ける人が、いつまでもそうであるとは限りません。もちろん、私もです。けれど、動けなくなっても、ケーキ屋さんでケーキを選べる手段があるのだと、知ることができました。親しい人と一緒に、OriHimeで。

ノンフィクション「サイボーグ時代」

私が初めてOriHimeを知ったのは、1冊の本からでした。
OriHimeの生みの親である吉藤オリィさんが著した、「サイボーグ時代」という本。
読んだとき、今まで見えなかった場所にサッと光がさして、明るくなったような気持ちになりました。

周りの人たちにも勧めています。よかったら、どうぞ。
読んだあとは、読む前よりも、世界が広くなったように感じられると思います。

また、「サイボーグ時代」よりも前に書かれた「孤独は消せる」という本もあります。
表紙に、吉藤オリィさんとOriHimeが写っていますね。

OriHimeを生み出した吉藤オリィさんと、オリィ研究所

吉藤オリィさんは、noteやTwitterでも情報発信を行っています。

2020年7月のこちらの記事には、活動の軌跡が分かりやすく書かれています。

note.com

また、オリィ研究所のホームページはこちら。(少し読み込みに時間がかかるかもしれません。)

orylab.com

大切な人とコミュニケーションを取るための手段が増えること。社会に参加して意見を交換して誰かに力を貸すための手段が増えること。それって、とても嬉しいことだと思います。

これからも、OriHimeや、オリィさんや、オリィ研究所を応援していきます!