迷宮の行き止まりには宝箱がある

雑記です。創作小説はpixivに置いています。

ミニ翻訳コンテスト結果発表♪

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 先日参加した、翻訳ネットワーク「アメリア」のミニ翻訳コンテスト、結果が発表されました。成績上位グループには入れませんでしたが、上位20人の方の訳文などが公開されたのを興味深く拝見し、とても勉強になりました。

 結果発表ページは一般公開されていて、会員登録しなくても閲覧できるようなので、リンクを下に張っておきますね。
 課題文が短くて分かりやすいので、英日翻訳に興味のある方は、ちらっと見てみると面白いと思います。リンク先で「結果発表を見る」ボタンを押すと、相互評価上位20人のニックネーム一覧が出て、ニックネーム部分を押すことでその人の訳文を見ることができます。

t.co

 課題文がこんなに短くても、訳す人によって雰囲気がかなり違って、細かいところの訳し方も、思った以上に色々あることが分かります。
 コメントも付いたり付かなかったりして、「丁寧なコメントを付ける方に見てもらえると、こんなふうに指導してもらえるのか。いいなあ」と思ったり、逆に、「うわっ、こんな細かいところまで指摘されちゃうのか。プロの世界は厳しい」と思ったり。

 とにもかくにも、訳文作成 → 相互評価 → 結果発表と、どのフェーズでも大変面白い経験ができました。次回も、都合が合えば参加してみたいなと思っています!

親しみやすく美しい「90歳セツの新聞ちぎり絵」

 お恥ずかしいことに、私は美術的なものをクリエイトするセンスが非常に貧しく、平面であれ立体であれ、何をどうしたら美しいデザインになるのかについて、直感というものが働きません。理屈を学べば多少の助けになるのでしょうけれど……。絵を描くのも、サラダを彩りよく盛り付けるのも、着る服をおしゃれに組み合わせるのも、ぜんぶ苦手です。

 でも、他のひとが生み出した美しい創造物を見るのは、とても好きです! 理論も技法も知らなくたって、「きれいだな」「元気が出る」「胸に響く」等、様々な気持ちを搔き立てられますし、そういうドキドキを感じながら美しいものを鑑賞するのは楽しいです。
 そういえば、ある人がある作品を「好き」と感じるかどうかは、必ずしも技術的な完成度で決まるわけではない、というのも、なかなか面白いですよね。それってやっぱり、センスとか、相性とか、何か理屈では片づけられないものがある、ということなのでしょうか。

 と、すみません、前置きが長くなりました。本題、本題。

 あるとき、ネットを見ていたら、ブロッコリーちぎり絵が紹介されていたんです。ひと目見て、「わあ、すごい!」と思いました。新聞紙の、色刷りの部分をちぎって貼ってあるのですが、新聞紙だからこその印刷の濃淡が活かされて、奥行きのある色彩でみずみずしいブロッコリーが表現されていました。

 作者のかたはだいぶご高齢とのことでした。新聞ちぎり絵は比較的最近始められた趣味で、思うまま感じるままに手早く作っていらっしゃる、とも。そういった背景までを含めて、素敵な作品だなあと思いました。何才になっても、未来には未知のワクワクが待っているんだ、と思えました。

 そうしたら、最近、「あっ、本になってたんだ!」と発見したのです。
 それがこの、「90歳セツの新聞ちぎり絵」。

 さっそく買って、ひらいてみました。どの作品も、生活に根差した親しみやすいテーマの絵で、やっぱり新聞紙の濃淡が作品の奥行を増しているように感じられます。ブロッコリーの絵を初めて見たときと同じように、ページを開いて新しい作品を見るたび、そのみずみずしさに驚きます。

 作品のひとつひとつに、作者であるセツさんのコメントが添えられているのも、私としては興味深く、嬉しい構成でした。ここを直したら良くなったとか、娘さんに見せたらこう言われたとか。セツさんがちぎり絵を始められたきっかけ等も知ることができます。

 また、この本とは別に、ポストカードブックが出ていることも、別途知りました。こちらのほうが新しく、書名も「91歳」です。ポストカード1枚に作品ひとつが配置されており、作者コメントの併記はありません。「90歳」を読んだ人が新作を見たくなったり、お友達にお便りして紹介したいと思ったりしたときに良いと思います。

 どちらの本も、表紙の絵を見るだけで引き込まれてしまいます。
 なお、本屋さんで探されるときは、「90歳」と「91歳(ポストカードブック)」の2種類があることを念頭に置いて、間違えないようにご注意くださいね。

俳句が分からないので「ほしとんで」を読んでみた

 小説も漫画も好きで、比較的多く読んでいるほうだと思うのですが、詩はあまり読まなくて、さらに俳句となると、味わい方すらよく分かりません。
 有名な俳句を見れば、たしかに「なんかいい」「なんか深い」気はしますけど、どうしてそう思うのかは説明できませんし、もちろん、自分で俳句を作ってみろと言われたら、良い句の作り方なんて見当もつきません

 思えば、学校の国語の授業などで俳句を習ったときも、形式的なこと、つまり、五七五で・季語があって・「けり」や「かな」といった切れ字が入ります、くらいだったような気がします。
 いえ、自分達も俳句っぽいものを作らされましたけど、でも、無理矢理その形に当てはめて、「あれが好き」「これが好き」と人気投票しただけで終わってしまったように記憶しています。

 うーん、でも、五七五にして、季語を入れて、「けり」とか「かな」とか入れたら、それだけでイコール良い句が作れたことには、ならないじゃないですか。良い句って、何だろう? 本格的に学ぼうというほどの思い入れはないのですが、だからこそ胸に残り続けてしまうモヤモヤをどうしてくれようか。

 などと思っていたところ、最近、「ほしとんで」という漫画があることを知りました。主人公は、大学の文芸学部に入った男の子で、たまたま俳句ゼミに振り分けられることになり、同じように振り分けられてきた仲間たち(みんな俳句初心者)と共に、一から俳句を学ぶことになります。
 漫画の評判も良さそうなので、単行本の1巻を買って来て、読んでみることにしました。

 すると……、おお、最初は俳句の穴埋めから始めてくれるんですね。5音ぶんだけ空いてて、好きな言葉を入れてみる、と。ここからだったら、私も一緒に、無理なく俳句を学んでいけるかな?
 で、1巻だけ読み終わったところです。
 感想は、ですね。

 結論から言うと、やっぱりよく分かりませんでした。えへへ。後半で出て来る先生の添削も、いきなり高度すぎる気がしました、私には。
 でも、いくらか理解の助けにはなりました。また、主人公も仲間たちも、本当の初心者で、まだよく分かってなさそうなところが頼もしい(?)と思いました。不出来な読者が一緒に俳句を学んでいける望みは、まだ残されているのではないか、と思えます。

 あとは単純に、仲間たちが楽しくて、和やかな気持ちで読み進めていけます。
 同人小説を書いてる子もいて、個人的に共感したりも。単行本1巻のカバー下には、その子が自作小説の読者さんからもらった感想文も載っています。うんうん、こういうのもらうと嬉しいよね、よかったね!

 そういうわけで、もう少し読んでみようか、と思いました。すぐにではなくても。

 以上、取っ散らかした感想になっちゃいましたが、ひとまず、記事として書き留めておきますよー。

ミニ翻訳コンテスト 参加中♪

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 最近、(すぐに始めるわけではないのですが)在宅でできるお仕事に興味を持つようになりました。先日も、面白そうなお仕事はないかしらとネットを眺めていると、目に留まったのが、翻訳関係。
 ふむ、翻訳かー。友人のところの娘さんが翻訳家を目指しているし、少し見てみようかな?

 英文和訳だったら、どんなジャンルで、どのくらいのレベルの英語がわかればお仕事があるのかな……、などと思いながら関連サイトを見ているうち、翻訳専門求人の大手らしきホームページに行き当たりました。
 長く続いているし、調べてみると信用して良さそうです。アメリア」と言います。ふむふむ。

www.amelia.ne.jp

 このサイトには、誰でも閲覧できる情報もあれば、有料会員にならないと見られない情報もあります。たとえば、求人情報の概要一覧は誰でも閲覧できますが、詳細情報は有料会員でないと見られません。

 2回目にアクセスしたとき、トップページのバナーに、無料で参加できるミニ翻訳コンテストの案内が載っているのを発見しました。どのくらいのレベルで、どのくらいの量を翻訳するのかな?と思って詳細を見てみると、公開されている課題は短いパラグラフで、今回の課題なら私にも訳せそうです。

 進行イメージを確認してみたところ、

自分の訳文を登録する期間

訳文を相互に評価する期間

結果発表、
入賞者には賞品あり!

ということが分かりました。わ、賞品があるなんて、素敵です♪

 どうやら、「コンテスト会員」(今回のコンテスト専用会員。無料)に登録すると参加できるようです。登録に必要な個人情報も少ないので、安心して参加できそうです。
 ……試しに参加してみることにしました!

 いざ、課題を日本語にしようとすると、意味のわかる英語表現でも、日本語の言葉の選び方に、結構迷います。頭をひねって、念のために辞書も引いて、訳文を一回登録して、そのあと修正したくなって修正して(10回まで修正できます)……、この訳でいいかな。
 無事、期間内に翻訳を投稿することができました! というのが、実は1週間くらい前のことで、数日前から、相互評価期間に突入しています。

 相互評価のふたを開けてみると、今回は400人超の参加者が訳文を登録していることが分かりました。評価方法は、3つずつ表示される訳文(自分のは出ない)を5段階で評価します。全部見る義務はないので、任意の数を、リラックスして進められます。
 もし、自分には良し悪しがわからずに評価できない訳文があったら、評価しないままにすることも可能です。また、点数のほかにコメントも書き込めます。(が、今回は初めてで何を書いたらいいか見当がつかないため、ごめんなさい、コメントせず進めることにしました。)

 そうか、なるほど、他の人たちはこんな感じに訳してるんだなあ……などと思いながら、どんどん評価してページを切り替えていくと、自分の翻訳のレベルもなんとなくわかって来ます。気づきや学びがあって、うん、これはこれで、とても楽しいです。何回かに分けて、自分にできるところまで、ちゃんと評価を付けてみようと思います。

 結果発表は、11月24日の予定。そうだなあ、今回は入賞には届かなそうに思うけど、サイトに載せてもらえる上位20人の中には入れるかな、ちょっと無理かな? って、同じように思いながら評価してる参加者がたくさんいるわけですね、ふふふ。

 最後に、このミニ翻訳コンテストのことですが、数か月に一度開催されているみたいです。ご興味ある方は、サイトを時々チェックしてみると良いのでは。
 今日の記事をここまで読んできて、「面白そうだなあ」と思われた方なら、これ、きっと楽しいですよ。

 以上、本日は、「アメリア」とミニ翻訳コンテストのご紹介でした♪

期間限定のクレープが美味しかった話

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夫が仕事から早く帰って来た日、今回は、クレープを買って来てくれました。10月限定メニューで、もうすぐ終わっちゃうから、その前に買ってきた、と。

いわゆる、お食事系クレープというやつです。甘くない、ごはん代わりになるクレープ。
今回のクレープは、その名も「やみつき海鮮クレープ」。うむ。もきゅ、もきゅ、もきゅ。……美味しいです!

マリオンクレープの紙に包まっていたので、今、「マリオンクレープ やみつき海鮮」で検索してみたのですが、それらしい情報は探し当てられず。名前、これで本当に合ってるのかな? ちょっと聞いてきます……

はい、名前、違ってました、すみません。正しくは、「やみつき海感クレープ」だそうです。変わった名前だと思ったら、ゲームのコラボ商品なんですって。

検索して、こちらの記事を発見。あれっ、マリオンクレープならどこでもいいのかと思ったら、違うのか。クレープの写真も載ってます ↓

www.taito.co.jp

おまけのシールが付いて来るぶん、お値段すこし高めかもしれませんが、もしお近くに該当店舗があって、ご興味がおありなら、どうぞ。美味しかったですよ。
10月限定メニューなのでお急ぎくださいね~。