迷宮の行き止まりには宝箱がある

雑記です。創作小説はpixivに置いています。

俳句が分からないので「ほしとんで」を読んでみた

 小説も漫画も好きで、比較的多く読んでいるほうだと思うのですが、詩はあまり読まなくて、さらに俳句となると、味わい方すらよく分かりません。
 有名な俳句を見れば、たしかに「なんかいい」「なんか深い」気はしますけど、どうしてそう思うのかは説明できませんし、もちろん、自分で俳句を作ってみろと言われたら、良い句の作り方なんて見当もつきません

 思えば、学校の国語の授業などで俳句を習ったときも、形式的なこと、つまり、五七五で・季語があって・「けり」や「かな」といった切れ字が入ります、くらいだったような気がします。
 いえ、自分達も俳句っぽいものを作らされましたけど、でも、無理矢理その形に当てはめて、「あれが好き」「これが好き」と人気投票しただけで終わってしまったように記憶しています。

 うーん、でも、五七五にして、季語を入れて、「けり」とか「かな」とか入れたら、それだけでイコール良い句が作れたことには、ならないじゃないですか。良い句って、何だろう? 本格的に学ぼうというほどの思い入れはないのですが、だからこそ胸に残り続けてしまうモヤモヤをどうしてくれようか。

 などと思っていたところ、最近、「ほしとんで」という漫画があることを知りました。主人公は、大学の文芸学部に入った男の子で、たまたま俳句ゼミに振り分けられることになり、同じように振り分けられてきた仲間たち(みんな俳句初心者)と共に、一から俳句を学ぶことになります。
 漫画の評判も良さそうなので、単行本の1巻を買って来て、読んでみることにしました。

 すると……、おお、最初は俳句の穴埋めから始めてくれるんですね。5音ぶんだけ空いてて、好きな言葉を入れてみる、と。ここからだったら、私も一緒に、無理なく俳句を学んでいけるかな?
 で、1巻だけ読み終わったところです。
 感想は、ですね。

 結論から言うと、やっぱりよく分かりませんでした。えへへ。後半で出て来る先生の添削も、いきなり高度すぎる気がしました、私には。
 でも、いくらか理解の助けにはなりました。また、主人公も仲間たちも、本当の初心者で、まだよく分かってなさそうなところが頼もしい(?)と思いました。不出来な読者が一緒に俳句を学んでいける望みは、まだ残されているのではないか、と思えます。

 あとは単純に、仲間たちが楽しくて、和やかな気持ちで読み進めていけます。
 同人小説を書いてる子もいて、個人的に共感したりも。単行本1巻のカバー下には、その子が自作小説の読者さんからもらった感想文も載っています。うんうん、こういうのもらうと嬉しいよね、よかったね!

 そういうわけで、もう少し読んでみようか、と思いました。すぐにではなくても。

 以上、取っ散らかした感想になっちゃいましたが、ひとまず、記事として書き留めておきますよー。