2022-11-01

シュールなのに心和む絵本「おすしがふくをかいにきた」（著：田中達也）

読書アート

全国の本屋さんの間で広まりつつある「御書印プロジェクト」について書こう、と思っていたのですが、面白い絵本を見つけたので、こちらを先に。

その名も、「おすしがふくをかいにきた」。
このタイトルだけで、ちょっとハートを射抜かれる感じがしませんか。

「おすしが」（お寿司大好き！　ズキューン）
「ふくを」（えっ、お寿司が、服を？　バキューン）
「かいにきた」（何それ、読む読む読む！　ズドドドーン）

表紙を見ると、こうなんですよ！

最高です！

著者の田中達也さんは、ミニチュア写真家の方で、ネットで調べると「見立て作家」という言葉も出てきます。

言われてみれば、こんな感じで面白みのあるミニチュア「見立て」写真を、今までにも何度か目にした気がしますし、世界観も共通していたと感じます。
きっと、今まで見ていたのも田中さんの作品だったのだろうな、と思います。

さて、この絵本を読んでみました。
もちろん、身の回りのものの「見立て」も面白いのですが、それだけでなく、短いテキストで語られる場面のひとつひとつが、和やかで、ほっこりしました。
シンプルで、なにげないのに、素敵な絵本でした。

こういうのは、世界観と読み手の相性みたいなものもあるので、ピンと来ない方もいらっしゃるとは思うのですが。
ビビビッ、ズキューンと来た方は、本屋さんで探してみてくださいね♪

おすしがふくをかいにきた（MOEのえほん） [ 田中達也 ]

価格: 1430 円
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もう１１月だし、田中さんのカレンダーも気になっちゃうな～。

CL-466 MINIATURE LIFE CALENDAR 壁掛け 2023年カレンダーミニチュアライフ

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2022-10-24

「こんなところに宝箱が！書店」ネットショップのご案内

書店

　最近、ブログの記事の間隔がすごく空いていて、「でもまあ、たまに更新されてるから、元気にやっているんだろう」と見守っていただいているのだろうと思います。いつもありがとうございます。

　ところで、お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが。
　このブログの「関連リンク」欄に、いつのまにか、ひっそりと、「こんなところに宝箱が！書店」というリンクが追加されています。えっ、どれどれ……あっ、本当だ、「こんなところに！」

　そういうわけで、参加しているシェア型書店「センイチブックス」に持って行ったり、持って帰ったりしている本を並べるネットショップを作りました♪

　ただ、見ていただければお分かりのとおり、商品は非常に限られていますし、送料もかかりますし、発送も遅いです。基本的に、東京都調布市「センイチブックス」をご利用のお客様から、「この本、棚に出してほしいです」というご要望を受け付けるためのネットショップです。
　それ以外の方には、あまりお勧めしないので、あまり宣伝もしていません……が。

オリジナル企画商品のこと

　ネットショップとしてはあんまりイケてない一方で、オリジナル企画商品という、（個人的には超）クールなアイテムの取り扱いがあります。

　オリジナル企画商品とは、店主の私が、「こういうのがあったらいいな」と思う何かを実際に作って販売している商品のことです……そうです、「こんなところに宝箱が！書店」でしか手に入らないレアアイテムです。

　これらの企画商品については、作ったからには、私と同じように「これ、いいね」と思ってくださる方の手にお届けしたいと思っています。
　「東京都調布市の店舗までは行けないけど、これ欲しいなあ」と思ってくださる方がいらしたら、ネットショップでお求めいただけます！

　具体的には、今のところ、本屋さんで御書印を集めることを念頭において作成した「スタンプ帳」２種と、読書記録をつけるための「読書ノート」があります。

　それぞれについて熱く語るのは、すみません、次回以降の記事で。

　今日は、ネットショップのリンクだけ置いておきます。

　「棚ひとつの本屋さんで、こういう本を売ってるのか―」みたいなところも、ご興味のある方は覗いてみてください。当店では、子供向けの本を中心に取り扱っています。

treasureboox.theshop.jp

2022-10-14

「虫かぶり姫」の「虫」は、「本の虫」です

アニメテレビ番組

　この10月から始まったアニメ情報をチェックしていて、「虫かぶり姫」というお話の主人公が読書好きなお嬢様だと知り、録画していたのを今しがた見たところです（とりあえず初回を）。

　まさに、超のつく「本の虫」なご令嬢のお話でした。本は読むけど空気は読めない、ときめき勘違いラブファンタジー。と思います。

mushikaburihime.com

　私はラブコメってあんまり見ないんですけど、このヒロインがあまりにも私好みなので、これは続きも見なければと思いました。だって、
　美人さんなのですが、おっとりしてて、ポヤーッとしてて、ともかく脇目も振らず物凄く本が好きなんですよ。
　美人さんというところ以外は共感しかない……。同じくらいの年齢のときには私も、周りの空気はあまり読めなくて、いつも本ばかり読んでいましたよ……！

　少女漫画チックな甘々ストーリーなので、見る人によっては、鳥肌が立ったり、口から砂を吐いたりしそうですが、いやいやいや私はこれなら大変微笑ましく眺めていられます。どこまで続けて見るかは、これからのお話次第ですけれども……。

　そして思ったのが、うちのブログは読書記事も載せるので、もしや、来て下さる読者の方の中にも、「おっとりしてて、ポヤーッとしてて、ともかく脇目も振らず物凄く本が好き」なヒロインと聞いたら放っておけない人がいらっしゃるかも？　と。

　そういう次第で、とりいそぎ、ご紹介しました。
　「虫かぶり姫」の「虫」は、「本の虫」という意味ですよ～。

　原作はこちらです。