迷宮の行き止まりには宝箱がある

雑記です。創作小説はpixivに置いています。

シュールなのに心和む絵本「おすしがふくをかいにきた」(著:田中達也)

全国の本屋さんの間で広まりつつある「御書印プロジェクト」について書こう、と思っていたのですが、面白い絵本を見つけたので、こちらを先に。

その名も、「おすしがふくをかいにきた」。
このタイトルだけで、ちょっとハートを射抜かれる感じがしませんか。

「おすしが」(お寿司大好き! ズキューン)
「ふくを」(えっ、お寿司が、服を? バキューン)
「かいにきた」(何それ、読む読む読む! ズドドドーン)

表紙を見ると、こうなんですよ!

おすしがふくをかいにきた

最高です!

著者の田中達也さんは、ミニチュア写真家の方で、ネットで調べると「見立て作家」という言葉も出てきます。

言われてみれば、こんな感じで面白みのあるミニチュア「見立て」写真を、今までにも何度か目にした気がしますし、世界観も共通していたと感じます。
きっと、今まで見ていたのも田中さんの作品だったのだろうな、と思います。

さて、この絵本を読んでみました。
もちろん、身の回りのものの「見立て」も面白いのですが、それだけでなく、短いテキストで語られる場面のひとつひとつが、和やかで、ほっこりしました。
シンプルで、なにげないのに、素敵な絵本でした。

こういうのは、世界観と読み手の相性みたいなものもあるので、ピンと来ない方もいらっしゃるとは思うのですが。
ビビビッ、ズキューンと来た方は、本屋さんで探してみてくださいね♪

もう11月だし、田中さんのカレンダーも気になっちゃうな~。