迷宮の行き止まりには宝箱がある

雑記です。創作小説はpixivに置いています。

「逃避行」入稿データできました(表紙 by 池田優さん)

 

 2020年は、世の中が大きく変わる中、個人としても退職したり就職したりで、右往左往しているうちに1年が過ぎました。延び延びになっている小冊子も、とうとう作れないまま年を越してしまいます。

 が、この年末に、かろうじて、「逃避行」の入稿データが仕上がりました! 黒髪の王子ゼラルドが国を出奔したいきさつを明らかにしたエピソードで、連載時にご好評をいただき、私自身の思い入れも深いお話です。

 早割で注文して1月末くらいに出来上がると思います。すっかりお待たせしてしまいましたが、楽しみにお待ちください。(お約束している他の冊子についても、無理のないペースで、ゆっくり順番に作っていきます。)

 

 さて、「逃避行」の表紙は、過去の小冊子を手に取ってくださった方々にはおなじみの、イラストレーター 池田 優さん に手掛けていただくことができました。重量感のあるエピソードの表紙を、ご縁の深い池田さんに仕立てていただけて、とても嬉しく思っています。

 ご納品いただいたとき、pixivのほうにはすぐに表紙として反映しましたが、ブログでのご紹介はまだでしたので、美麗な絵をこちらにご案内しておきます。

 池田さん、いつもお忙しい中をお引き受けてくださって、どうもありがとうございます。今回も本当に素敵です……!

「逃避行」表紙

「逃避行」表紙

 池田さんの描かれる素晴らしい作品の数々をゆっくりご覧になりたい方は、こちらへどうぞ → クリエイターズバンクの池田優さんのページ (別画面で開きます)。

 

 少し気になっているのは、私が長期休んでいる間に旧ブログから更新通知機能が失われたため、「はてなブログに引っ越します」の書き置きをまだ読めていない方々がいらっしゃるだろう、ということ。せめてできる範囲で、心当たりの場所をご案内に回らせていただきます。 

 また、新生ブログは雑記ブログとなりましたが、物語については、印刷物を入手せずともweb上で無料で読めることに変わりはありません。pixivでお読みいただけますので、どうぞご利用ください。旧ブログの連載ページも、当面は残します。

 pixivに置いている「逃避行」へのリンクも、下に貼っておきますね。

www.pixiv.net

  

 思えば、こんなに世の中が大きく変わっていても、大切に編んだ文章を、信頼できるクリエイターさんに預けて、魔法のような絵を付けていただくことができるのは、とても幸せなことだと思います。

 不安も大きい昨今ではありますが、この幸せに感謝しつつ、できるだけ多くのひとが新しい年も健やかに暮らせますようにと願います。また、隅っこに追いやられがちな、必ずしも「効率的な生産」ではない「創造」や「想像」を大切にすることで、私たちの心もまた守られますようにと。

 

 2020年は、これが最後の投稿になると思います。

 皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。

 

 

※ この表紙絵は2020年の取引案件でしたので、はてなブログのお題への参加にも初トライします。 やりかた合ってるかしら……。

 

お題「#買って良かった2020