トーハンの新サービス「HONYAL」（ホンヤル）の２店舗目は、東京都立川市にあるブックカフェの「狐弾亭」

　「吟遊詩人」や「語り部」は、西洋ファンタジーに登場するイメージが強いかもしれませんが、現代日本にもちゃんといます。そのうちの一人が高畑吉男（たかはたよしお）さん。

　以前から、妖精譚を語る方として注目していたのですが、少し前に、東京都立川市にお店を構えられました。その名も「狐弾亭（こびきてい）」。

　店主の高畑さん自身による紹介記事では「ブックカフェ」とのことで、妖精にまつわる約３千冊の本があるそうです。

　もちろん、高畑さんが妖精譚を語るイベントが開催されることもあります。行ってみたいです！

　ここで、狐弾亭の「書店」部分に関することを少し書いておきます。というのは、この狐弾亭のオープンにあたっては、トーハンが小型書店向けに始めた新サービス、「HONYAL（ホンヤル）」が使われているのです。

　書店関係ニュースにアンテナを伸ばしている人は、話題のあれか、と思い当たるかもしれません。簡単に説明すると、ひと昔前まで、書籍取次大手のトーハンさんと契約するには、数百万円の自己資金が必要でした。そのトーハンさんが、小型書店の開業を支援するために新しいサービスを始動させた、それが「HONYAL」です。

　「HONYAL」では、資金面でのハードルがぐっと低くなり、専業書店でなくても本の仕入れをしやすくなっているそうです。

　弧弾亭とHONYALに関するトーハンのニュース記事リンクを、下に張っておきます。
　これによると弧弾亭は、HONYALのサービスを受けてオープンした２店目で、個人による開業に限定すると初の事例、とのことです。

www.tohan.jp

　それじゃあHONYALでオープンした最初の書店（個人開業ではない）はどこなのかというと、北海道南幌町（なんぽろちょう）にある「はれっぱえほん館」さんです。

　「はれっぱえほん館」さんは、「HONYAL」で800冊ほどを揃えられたそうです。こちらの記事をどうぞ。

www.sankei.com

　というあたりで、話を戻して、ともかく狐弾亭さんにはそのうち行ってみよう！と思うのでした。

　狐弾亭さんの店舗の一部は、シェア型書店にもなっているんですよ！　その部分を「ルナールの本棚」というそうです。きっと、ファンタジーの好きな棚主さんたちが揃っているんだろうな。

　あっ、「語り部」高畑さんの語りが気になりますか？　そんなあなたには、ちょっぴり雰囲気のわかる、こちらの短い動画をご紹介しておきますね。

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