ユーモアミステリの快作として、何度か書名を見かけることがあった「ワニの町へ来たスパイ」。
今まで読まなくて、ごめんなさい。「だってユーモアミステリだし」なんて、軽んじて後回しにしていて、すみませんでした。
すごく、すごーく、楽しかったです!
「ユーモアセンスさえ合いそうなら」(←最重要)、素晴らしくお勧めです。
ワニの町へ来たスパイ (創元推理文庫) [ ジャナ・デリオン ]
- 価格: 1034 円
- 楽天で詳細を見る
物語の出だしから、主人公の女性がドジっ子諜報員であることは示唆されているので、シリアスな展開にはなり得ないと承知の上で、どれどれと読み始めるわけですが。
身をひそめるために田舎町にやって来たはずの主人公が、図らずも死体を発見してしまったところから、街の住人を巻き込んだり巻き込まれたり、てんやわんや。
安心して読めて、癒されました。フフッと声に出して笑っちゃう場面も。
読後、解説で知ったところによると、海外ではこの小説の登場人物たちについて、ファンクラブもあるのだそうです。わかるわ~!
読み終わってから、各所の書評を見ました。
ちなみに、未読作品のレビューは、ネタバレ防止のため読まないでおく派です。
すると、ちらほら、「おすすめされて読んだけど、何が面白いのかわからなかった」的なレビューもありまして、む、そうか、笑いのツボがちょっと合わないことってあるもんね、と思いました。
この物語のユーモアは、言ってみれば、洋画で見かける「おばちゃんギャグ」(という言い方で通じるでしょうか?)とか、いわゆるB級映画の、思いきりのよいエンタメ精神。が好きな人には、合うと思います。
あと、活躍する面々が女性なので、女性読者のほうが適性は高いかも?
ともかく、ここまで読んで、ちょっと気になってるあなたには、一度読んでみていただきたいです。折を見て、私の一棚本屋にも仕入れようと思います。
続編もあるのですが、私は1冊目があまりにも気に入ったので、しばらく続編は読まずに取っておこうと思います。