迷宮の行き止まりには宝箱がある

雑記です。創作小説はpixivに置いています。

ユーモアセンスが合えば最高!「ワニの町へ来たスパイ」(著:ジャナ・デリオン)

 ユーモアミステリの快作として、何度か書名を見かけることがあった「ワニの町へ来たスパイ」。

 今まで読まなくて、ごめんなさい。「だってユーモアミステリだし」なんて、軽んじて後回しにしていて、すみませんでした。

 すごく、すごーく、楽しかったです!
 「ユーモアセンスさえ合いそうなら」(←最重要)、素晴らしくお勧めです。

 物語の出だしから、主人公の女性がドジっ子諜報員であることは示唆されているので、シリアスな展開にはなり得ないと承知の上で、どれどれと読み始めるわけですが。

 身をひそめるために田舎町にやって来たはずの主人公が、図らずも死体を発見してしまったところから、街の住人を巻き込んだり巻き込まれたり、てんやわんや。

 安心して読めて、癒されました。フフッと声に出して笑っちゃう場面も。

 読後、解説で知ったところによると、海外ではこの小説の登場人物たちについて、ファンクラブもあるのだそうです。わかるわ~!

 

 読み終わってから、各所の書評を見ました。
 ちなみに、未読作品のレビューは、ネタバレ防止のため読まないでおく派です。

 すると、ちらほら、「おすすめされて読んだけど、何が面白いのかわからなかった」的なレビューもありまして、む、そうか、笑いのツボがちょっと合わないことってあるもんね、と思いました。

 この物語のユーモアは、言ってみれば、洋画で見かける「おばちゃんギャグ」(という言い方で通じるでしょうか?)とか、いわゆるB級映画の、思いきりのよいエンタメ精神。が好きな人には、合うと思います。
 あと、活躍する面々が女性なので、女性読者のほうが適性は高いかも?

 ともかく、ここまで読んで、ちょっと気になってるあなたには、一度読んでみていただきたいです。折を見て、私の一棚本屋にも仕入れようと思います。

 続編もあるのですが、私は1冊目があまりにも気に入ったので、しばらく続編は読まずに取っておこうと思います。